小学校プログラミング教育のねらいとは
今年の春、とうとう息子にも Chromebook が配布され、プログラミング教育が始まりました。しかし、世の中の風潮としてプログラミングという言葉のイメージが先行しすぎているように感じています。正直あまり良い印象ではありません。そこで、改めて、どういった方針で小学校プログラミング教育が行われていくのか調べてみると、簡潔にまとめられた動画を見つけたのでご紹介します。
以下の動画は、2019 年に文科省の YouTube チャンネルに投稿された動画です。10 分程度で小学校プログラミング教育の概要が、簡潔にまとめられています。
要約
1. なぜ小学校でプログラミング教育を導入するのか
- プログラミング教育とは、コンピュータを知り、活用できる人材を育成することが目的
- コンピュータの仕組みを知ることが、より主体的に活用することに繋がる
- 将来どのような職業につくとしても極めて重要
2. プログラミング教育と情報活用能力の育成
- 情報活用能力とは以下の 3 つを指す
- 実践力(収集、整理、発信)
- モラル
- 科学的な理解
- 言語能力と同様に、学習の基盤となる資質・能力である
- トータルな情報活用能力を育成する中で、プログラミング教育を行う
3. 小学校プログラミング教育のねらい
- プログラミング的思考。論理的に考える力を育む
- 情報技術の社会における役割を理解する
- 問題解決に主体的に取り組む態度を育む
- より良い社会を築いて行こうという態度を育む
- プログラミングの技能を習得すること自体を狙いとしているわけではない
親にできることはなにか
調査を始める前に抱いていた不安は解消されました。ただ、国から地方行政、各学校に落ちていく過程で、本来のねらいが薄れてしまわないか注意が必要です。また、正しい課題を捉えること、より良い社会を築いて行こうという姿勢や態度という点では、日常生活から意識して伝えていく必要があるでしょう。コンピュータが活躍している現場や、コンピュータに関わる機会を増やし、興味、好奇心を大切にして行きたいです。